【漫画】河下水希が書けば恋愛もの！！『群青にサイレン』を読んだ感想
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愛用のジャンプ＋から数話無料で試し読みしたら、面白かったので最新話まで一気読みをしてしまいました『群青にサイレン』
著者は『桃栗みかん』。
この方、名義は変わっていますが、かつて『いちご100％』の連載を行っていた『河下水希』です。
先に言っておきますがお色気は今回の河下水希にはありません。
しかし絵柄はあまり変わっていなく、キャラを見るとどこか懐かしさを感じます。
ちなみにこの漫画の舞台は高校野球です。
河下水希は恋愛ものしか書いていないイメージだったのでとても気になり読んでみると・・・
って感じで『群青にサイレン』を読んだ感想をつらつらと書いていきます。
あらすじ
修二と空はイトコ同士。かつて空のせいで野球をやめた修二は、高校の入学式で空と再会。体の小さな空を見て、「今なら勝てる」と思った修二は野球部に入部することに…。
とかいう不謹慎な理由から新たに野球を再開した主人公の修二と、修二が野球をやめるきっかけとなった第２の主人公の空がバッテリーを組む話です。
修二が野球をやめた理由は、小学生時代に修二が空にピッチャーの座を奪われたからです。
さて、バッテリーを組むということですがどっちがピッチャー、どっちがキャッチャーをやるのという疑問が浮かんだと思います。
数話読み進めればわかりますが結局は空がピッチャーの座をつかみました。
修二は小学生時代に引き続き、またもピッチャーの座を奪われたのです。
さらに踏んだり蹴ったりな出来事で、修二は監督からキャッチャーのポジションを指名されました。
この物語は嫉妬に満ち溢れ、ギスギスしたバッテリー間の心情が多数描写されています。
これは、大嫌いなやつとバッテリーを組まされた少年の嫉妬と青春の物語です。
感想
修二（ピッチャーの座を奪われたやつ）は器が小さい！！ぐちぐち悩みすぎ！！空（ピッチャーの座を奪ったやつ）だって頑張ってるのに！！
が読んでいた感想です。
この漫画とっっっっっっっっっっっっっっにかく登場人物が悩みます。
それがメインです。
激熱な試合や必殺の切り札で相手を完封する。とかそういう漫画ではないです。
スポコンではないです。ラブコメです。
ただ普通のラブコメは
① 男女で心理的すれ違いが起きる
② 男女ですれ違いがほどける
③ 男女で付き合う
ですが、この漫画の場合は
ここに書いてある男女がバッテリーに置き換わります。
で、最後の付き合うが試合に勝つになるわけです。
一風変わった漫画だなーと読んでいて思いました。
少女漫画ではあまりこういった漫画って珍しくないのかな？？
この手の漫画、僕は初めて読みました。
そんな群青にサイレンが面白かったのかどうかと聞かれればもちろん面白かったです。
だから最新話まで読みました。
面白かった点は
① 主人公のネガティブな感情と、なんでそんなことを思ってしまうんだという葛藤。
② ピッチャーは嫌いだけど試合に勝たなければいけないという葛藤
この辺がギスギスしていて面白かったです。
キャッチャーの仕事の１つにピッチャーの能力を引き出すということがあります。
そしてピッチャーというのは花形です。
キャッチャーがピッチャーの能力を引き出して試合に勝っても注目が集まるのは大嫌いなピッチャー。
この辺は若干の感情移入をしながら読んでいました。
頑張ってチームで仕事をしても世間（外部）から注目されるのは一番目立った人。
結局は僕もうじうじした人間なのです。
そんなうじうじした人間にはもしかしたらおすすめの漫画なのかもしれません。
最後に
この漫画を読むにあたりおすすめな人は以下です。
・一風変わった恋愛漫画が読みたい人
・心理描写に注目を当ててたスポコンが読みたい人
・うじうじした人がそこまで嫌いじゃない人
かな。
僕の感想を見てどんな漫画か気になった人はぜひ購入してみてください。
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